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介護も外国人技能実習制度の対象に?   2014年3月15日分

 安倍政権がまとめた成長戦略の検討方針に「外国人受け入れ環境の整備」というのがあり、EPAとは違った新たな形で介護職が来日することが検討されている。(本日は、看護師ではなく介護職に絞った話をします)

「外国人技能実習制度」
 マスコミ報道によると、介護分野が「外国人技能実習制度」の対象となることが検討課題に挙がっているという。
「外国人技能実習制度」とは、私の記憶では1990年代の労働力不足の対策として外国人を労働者として受け入れるかどうかが議論され、結果的には日本では外国人労働者を受け入れないということで、短期間(3年程度?)技術を学び実習するという形で受入が始まった。主には、製造業中心で農業や林業、っ漁業、建築業の現場でも受け入れている。
 ただ、数年前にマスコミで話題になったが、受け入れている日本の企業が、賃金不払いや呂堂基準法違反の労働を強要するとか、逃亡防止としてパスポートの預かり(取り上げ)をしているなどが暴露されて問題が山積していることが露呈した。

農業の場で『実習していた』フィリピン人
 昨年夏に、長野県野辺山(日本一標高が高い駅)で農業をしている知人の農場に遊びに行ったが、(夕方だった)広い農場から仕事を終えた若者たちが車で続々と家に帰ってきたところだった。
 彼らを見ていたら、「あら」と思った。東南アジアの人の顔立ちだったからだ。彼らが同じ家で合宿のように共同生活をしているというのだ。私は、「ああ、これが“外国人技能実習制度”で来ている方々だなあ“思って、知事に聞いてみた。
「その制度で来日している人たちですか」
「そうですよ。フィリピンから来ています。よく働きますよ」
「そうですか。何人ですか?」
「5人です」
「日本語は話せますか」
「ほとんど話せないなあ。農業を黙々とするのでね。時々、町の居酒屋とかに連れていくんですけれどね」
 そうだよね。あまり日本語が必要ないよね。

EPA(経済連携協定)での来日者1,000名以上
 EPAでインドネシアからはじめて看護師・介護福祉士候補者が来日したのは、2008年。それから6年間で、フィリピンも含めて1,000名以上の介護福祉士候補者が来日している。国家試験が不合格なために帰国した人、合格しても帰国した人と多様で現在の時点で日本に滞在しているのはどのくらいいるだろか? 詳しくは把握していない。介護福祉士候補者といっても、多くはインドネシアから来日している方は看護師の資格を有する人たちだ。
 EPAでは、候補者に現場に入る前に日本語の教育を数か月行っている。来日前から母国で日本語を学んでから来日する仕組みに切り替わってもいる。
 ただ、EPAの制度では全体的にはどんどん来日者が増えるということではなく、縮小やっと継続というところである。国の予算も膨大に使っている。

「介護」は、他と同じように「外国人技能実習制度」でいいのだろうか
私は、EPA来日者支援のボランテイア団体『ガルーダ・サポーターズ』を発足、そして共同代表としてこの間、ずっとこの方々とお付き合いしてきた。
 その中で、私なりにいえることいえることは以下のとおりである。
 言葉をあまり必要としない(重要ではない)分野について、技能実習制度がどうなのかは、私はよくわからない。しかし、介護分野については私は慎重にした方がいいと思う。
 
つづきは次回
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