訪問看護ICT化        2015年7月25日分

 私が所属している全国訪問看護事業協会の調査結果で、全国の訪問看護ステーションで訪問看護記録Ⅱ(日々の訪問記録)を手書きで実施しているところが全体の約75%だった。実際は、訪問看護から事務所に戻り、カルテに利用者ごとの記録を手書きで書き、それと同時にパソコンが空いたら保険請求に必要な情報を入力する。手書きとパソコンの奪い合いで時間内に帰ることができず、時間外労働が常態化してしまう。
 そういうステーションが多いのではないでしょうか。どこもかしこもICT時代に、どうしたものか。日々の業務の効率化はもちろんですが、これからは地域包括ケアで他事業所・他機関との情報共有化が大きな課題である。それはFAXなどではなく、ICT(電子化)であろう。

情報を寄せてください
そういう中で、記録などをICT化することにより、記録のための残業がゼロになり、かつ訪問件数が増えたという訪問看護ステーションもある。利用者宅か移動の車をちょっと止めてタブレットでタッチして記録、あるいは音声入力で記録終了。そして次の利用者宅に訪問。事務所に帰ってきたときには、もう記録も保険請求用データ入力も済んでいる。
 私も何カ所か見学に行って、とてもうまくいっているところを見せていただいたが、全国の訪問看護の現場で、『うちは、とてもうまくいっている』というところを紹介していただきたい。自分のところでも、他でも全国のみんなに知らせたくなるようなシステムで実施しているところ。
私のメールに!(info@miyazaki-wakako.jp)

早期に全国の現場への普及を
 「パソコンが苦手」「タブレットなんて・・・。私は手書きが早いのよ」などと、言い続けている訪問看護師はいませんか。私生活はもちろん自分流でOKですが、“仕事”は、早期にICT化しましょう。やってきれば「あら、こんなに簡単なの・・・」「もっと早くやればよかった」と。若いナース獲得のためにも必須。
 ただ、初期導入費と維持費が・・・という事業所も少なくないでしょう。安価でベテランナースでも使いやすいようなシステムについて情報収集して、全国のみなさんに情報提供できるようにしたいと思っています。
 あっというまに、広がると思います。情報共有しましょう!
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2015.07.31 Fri l 看護、介護、医療関連 l top ▲
 介護保険・集中減算        2015年7月15日分

 ケアマネ事業所関連のサービスの囲い込みを防ぐために、1つのサービス事業者にケアプラン上のサービスを集中すると「特定事業所集中減算」ということでかなり収入が減るという仕組みがある。ただ、これは「訪問介護」と「通所介護」と「福祉用具貸与」に限られていた。
 ところが今年4月の介護報酬改定で、介護保険のすべての事業が対象となった。「特定事業所集中減算における正当な理由の範囲」として、6項目示されているが、わかりにくいし、限定的だ。このことで訪問看護の現場で利用者にとっても事業者に困ったことが起きているようだ。

全国から問い合わせ
 この間(ここ1週間ほど)、この集中減算についての苦情・実態の情報提供のメールが数件続いた。
・医師の指示書が当訪問看護ステーションに届いたのに、ケアマネが変更してくれという。利用者が選んでくれているのに、ケアマネ事業の収入の都合で変更するということは許されるのか。
・利用者や介護者の選択肢が狭めることになる
・ケアマネが集中減算になるのを恐れ、ステーションの質で選択しないことに
 なる
・利用者へのサービスの質の向上のために様々な研修に参加し、お金をかけて鍛えあっているのに、営利目的で研修にも参加しない事業所にケアマネが紹介してしまう。

医師を選べなくなったらどうするか
 このことは、簡単に言えば医師を自由に選べなくなることと同じであろう。自分ががんになり〇〇大学病院に受診したいと思っても、△△医院を受診しなさいと誘導しているここと同じなのではないだろうか。
 『利用者の選択』を第一義的に大事にしている介護保険なのにどういうことか。特に医療系のサービス(訪問看護など)はそれから外すべきであり、そもそも本来の意味からするとこの制度はなくした方がいいのだと思う。こういうことに煩わせられて、純粋にサービス(ケア)に集中できなくなってしまう。

この集中減算については、なくした方がいいという理由はもっとあるが、ここでは省略。何か変だね。
2015.07.27 Mon l 看護、介護、医療関連 l top ▲
子どものとき白血病         2015年7月5日分

10年位前に、21歳で介護職のK君に出会った。東京のグループホーム連絡会の活動の中の合宿研修会(数十人)で出会ったのだと思う。当時は(も)よく集まって勉強会も情報交換会も飲み会も行った。我が息子と同じ世代で名前がよく似ていたので、「息子だね」などといいながら、「4番目の息子にしてください」「いいよ、いいよ。いい息子ができたわ」などと笑い合っていた。その後音沙汰なく時間が過ぎた。

「宮崎さん、会いたいです!」
 先日突然、メールがきました。「覚えていないかもしれませんが、4番目の息子のKです。宮崎さんに会いたいんです。相談にのってもらいたいことがあるんです。どこか時間をとってください」と。
 「よく覚えていますよ。元気? ぜひお会いしましょう」
と、先日10年ぶりに会いました。まあ、懐かしかった。
「何歳になったの」
「31歳になったんです」
「独身?」
「いいえ、かなり年上の女性と結婚して子どもが2人います」
「へえー、そうなの・・・。奥さん働いているの?」
「いいえ」
「K君、介護の仕事を続けているんでしょ。あなたの給料で、家族4名大丈夫なの」
「介護の仕事をしていますよ。何とか食べられています」
「よく辞めないで介護の仕事を続けているね。介護の仕事好きなの?」
「ええ、僕、介護の仕事が大好きなんです」
「・・・」
「・・・」
と、長い時間おしゃべりした。とてもいい青年! とても素晴らしい介護職!

実は僕、子どもの頃白血病だったんです
 時間も忘れてずいぶん話が弾んで楽しい時間が過ぎました。その時、ふとK君が、
「実は、僕4歳のころに白血病で長い間入退院を繰り返していたんです。それを大人になるまで知らなかったんです」
「ええ、そうなの…。じゃあ、もしかしたらもうこの世にいなかったかもしれないね。よく生きていたね」
「そうなんです。入院をしていた記憶と、看護師さんを困らせたり、点滴台を壊して迷惑をかけたりした記憶はあるんです。髪の毛が抜けたり、口の中にたくさんできものができたりとたぶん、死にそうなくらい大変な時期だったのかもしれませんが、僕はその時の嫌な思い出とか、つらい記憶がほとんどないんです」
「へえー。楽しかったの?」
「楽しいというか・・・。母はずっと付き添ってくれていっしょだったし、父も毎日仕事帰りに寄ってくれた」
「愛情に包まれていたんだね」
「そうですね。そんな経験もあったので、介護の仕事に興味を持ったんだと思いますし、これからはターミナルケアにもかかわっていきたいと思っているんです」
「そうなんだ、偉いね、というかいいね」

そうなんだね・・・
 学生の時小児科病棟に実習に行き、白血病の子どもの看護の勉強をしました。一日中病室の小さなベッドの上で、点滴につながれ、さぞかし窮屈な思いなんだろうなあ。それで治ればいいけれど、かなりの方は亡くなっていった。退院したその子たちは再発したり・・・どんな人生を送るのかなあなどとよく考えたものだった。
 その白血病だった子が立派に介護の仕事をしている!! 感動!! 人生ってそうなんだね・・・。感無量の気持ちになったのだった。
病気や死に立ち向かい、克服し、受け手側だったその人が、今は立派な支援する側にいる!

別れた後、再度メール「これからも母のままでいてください。時々はできの悪い息子を叱ってやってください」と。
息子に再開し、感無量だった。
2015.07.23 Thu l 日々の出来事 l top ▲
手製ジャムとヨーグルト         2015年6月25日分

前回のハーブテイのついでに、ジャムとヨーグルトの話。ほとんど毎朝食しているのが、手製ジャムとヨーグルトです。

冷凍庫の中は、ジャムだらけ
 ヨーグルトが健康いいということはよく聞く話でしょう。我が家では、カスピ海ヨーグルトに決めている。それに入れるのがジャム。そのジャムは購入したものではなく、すべて私が作ったもの。
 パンにジャムをつける習慣がないので、ヨーグルトに入れるためのジャムを作る。イチゴの時期は、ジャム用で安くおいしいイチゴを大量に手に入れて、たくさんのジャムを作る。砂糖の種類を代えるだけで趣の違ったジャムになる。糖分はもちろん多くない。なので、保存は冷凍庫。大きい冷凍庫を開けると様々な種類のジャムだらけ。
 季節に合わせて、ブルーベリー、木苺、ブドウ、リンゴ、あんず、プラムなど何でも作る。長く火にかけないので、つぶつぶで素の味たっぷり。

ルバーブジャム
 先日、知り合いの方から採りたてのルバーブをいただき、ジャムの作り方を教わった。里芋の茎のような、蕗のような何の変哲もない緑色の茎(下は赤い)。ところが、それを煮詰めていくと真っ赤が色になったりする。とろけてトロトロに。味見してみたら甘酸っぱくもあり・・・。変わった味。決してまずくはない。栄養ありそう!という感じ。これも多量に作り冷凍庫に。

ジャムの蓋に
 日付と砂糖の種類とちょっと一言を書いて保存。明朝はどれにしようかなと冷凍庫にから取り出して楽しみながら食べる。小さなビンにも作っておき、お客さんへのお土産にもする。

健康的で、なんだか楽しい生活の一場面です。「忙しいのに、よくやるわね」といわれるが、忙しさはあまり関係ないと思う。楽しいよ!


2015.07.01 Wed l 日々の出来事 l top ▲