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ミャンマー旅行  2012.11.15分

 ちょっとの時間を見つけてミャンマーに行ってきました。どうしてミャンマーなの?と思うかもしれませんが、大した理由はないのです。借金しても外国旅行をしたい私としては、久々に海外に行きたいと思い、何とか時間が取れそうだったので急遽飛行機に乗っていってしまった・・・。私は、いろいろな国にいってきたが(視察・勉強の時もあるが単なる楽しみ旅行の時もある)、たまにはこんな旅もある。
一緒に行ったのは次男。「どこに行こうか」「モンゴル? ベトナム? ブータン?」などと話をしていて、「そうだ、ミャンマーにしようか」といったら「そうしよう」とピンと来たんです。次男との海外旅行は10か国目。旅慣れた身軽な二人旅。(ちなみに、夫といっしょに行った国は10か国)

事前の勉強
 ミャンマーのことはほとんど知りませんでした。いつもそうですが、旅行直前に同行するメンバーと勉強するんです。目で見えることは多くはないので、見えないことを洞察できるように。特に歴史・宗教・政治については勉強する。今回も勉強しました。アウンサン・スーチーさんという人のこと、軍事政権の前の歴史、イギリスに植民地化され、その後、日本軍が植民地化したこと、日本人が30万人もミャンマー(ビルマ)で戦死したこと、少数民族のこと、ビルマとミャンマーの違い・・・。
 そうそう、旅行2日前の夜中に家族でレンタルしたDVD『ビルマの竪琴』を見ました。
 少し知ることができました。

バガン・ポポ山
 ヤンゴンからすぐに600km北の12世紀の都であるバガンに向かいました。バガン・・・。ここはすごかった!! 何がって、仏塔が4000個も建っている広大な平原。同じ仏教の国のタイにいったことがあり、アユタヤなども観光したが、その規模がすごい!!  どこを見ても仏塔・仏像・・・。何のために? いつ? 誰が? 過去ではなくいまでもその延長線上・・・・。なんという世界なんだろう・・・。
 日没時、高台の仏塔の上には観光客が黒山。私たちもその一人。平原にたくさんの仏塔のシルエット・・・大きな夕陽・・・。
 ポポ山(1600m)。山の上にまたもや仏塔・仏像。そうそう仏像が日本で見慣れているものとちょっと違う。大乗仏教と小乗仏教の違いか、それとも緯度の違いか、国民性の違いか・・・。ちょっとおかしいんです。ベロを出している仏像、とぼけた顔をしている仏像、横になっている仏像、うたた寝している仏像、色鮮やかで多様なんです。
 
今、何世紀だっけ?
  ポポ山に向かう途中、ガイドさんがシュロの木関連のお店に連れて行ってくださった。シュロの樹液を煮詰めて作ったお菓子、樹液から目の目で作るお酒(40度)・・・。何と素朴に生活しているか。
道では、牛やヤギの群れが道路を横断している。車で走っているものは、申し訳ないなあという気持ちを持ちながらゆっくり見ている。また、馬車に干し草をたくさん積んでその上に家族5人がちょこんとのっかてゆっくり進んでいる! 私は車を止めてその光景を写真に収めようと、身振り手振りで「撮影してもいいか」と声をかけたら、にこにこして「もちろんどうぞ」というように手を振ってくれる。なんだかうれしくなり心がうきうきしてくるのでした。
ふと、「私は何世紀を生きているんだっけ? この方々は、ずっと以前からこの生活をしているのだろうかあ」とつくづく思った。

最後のフロンテイアというが
 軍事政権下で鎖国同様の国だった国ャンマー。人口6000万人(日本の2分の1)。車は9割以上が日本車。それも日本語で○○観光などと書いてあるままの古い中古者が多い。日本で廃車にした車はどこにいったのかと思っていた自動車がここにあったのかという感じ。
「去年からいろいろ変わってきたんです」というガイドさん(ミャンマー人)。市場として世界中が狙っている! ヤンゴンはそういう雰囲気がちょっとみえた。、まだコンビニもないというがもうすぐできるとか。
 身勝手かもしれないが、このまま残ってほしいとつくづく思った。

ピュア・純粋な何かに触れ、身も心もリセットされたようで、元気になって帰ってきたような気がする。




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